こんな症状ありませんか?
- トイレが近い
- 頻繁に夜中に起きてトイレに行く
- 尿が漏れる
- 排尿に勢いが無い
- 尿が出にくい
- 尿をしてもすっきりしない
- 尿をするときやした後に痛みがある
- 尿に血がまじる
- 尿検査で尿潜血を指摘された
- 尿道や股間の奥(会陰部)に不快感がある
- 膀胱炎が治らない、繰り返す
泌尿器科
水分の調節や老廃物の排泄をする働きをもつ腎臓に始まり、尿管、膀胱、尿道へと連なる尿路、および前立腺などの男性生殖器を中心に治療します。
具体的な疾患としては、
など挙げられます。
尿が十分たまっていないうちに急に起こる我慢できない強い尿意(尿意切迫感)を感じることがあります。このような症状を過活動膀胱といいます。さらに我慢しきれずこと漏れてしまうこと(失禁)を伴うことがあります。過活動膀胱は中高年の女性や男性でも前立腺肥大症に合併することもあります。
脳血管障害、パーキンソン病、骨盤腔内手術、糖尿病などにより脳、脊髄、末梢神経などが障害を受け頻尿や尿が出なくなる(尿閉)状態を神経因性膀胱と言います。放置すると尿路感染や腎機能障害などを引き起こすことも少なくありません。
加齢に伴い前立腺が肥大することによって様々な下部尿路症状が現れます。
超音波検査などで前立腺の大きさを確認したり直腸診などを行います。
治療は薬物療法を基本としますが手術が必要なこともあります。
感染場所によって腎盂腎炎、膀胱炎、尿道炎、前立腺炎、精巣上体炎などに分類されます。
腰背部痛、発熱を伴います。排尿痛や頻尿、残尿感など膀胱炎症状を伴うこともあります。身体所見、尿検査、血液検査で診断が可能ですが、場合によっては超音波、CTなどの検査が必要となります。抗菌薬による治療が必要です。場合によっては入院治療が必要なこともあります。尿管結石に起因した腎盂腎炎ではなるべく早期に診断、治療が必要となります。
膀胱炎では頻尿、排尿の終わりの方に強い排尿痛、残尿感、場合によっては血尿を伴うこともあります。
治療は抗菌薬の服用です。膀胱炎にかかりやすい方は他の疾患が隠れている可能性もありますので一度精査をお勧めします。
性行為によって感染を起こす性感染症があり排尿時通、排尿時違和感、尿道分泌物を伴うことがあります。思い当たる節のある方や、パートナーが性感染症にかかっている方は早めに検査と適切な治療を受けることをお勧めします。
急性の場合の多くは細菌による感染で、発熱や排尿困難、排尿痛、残尿感、頻尿症状を伴います。発熱はなく会陰部不快感や排尿時違和感を伴う慢性前立腺炎もあります。
精巣上体に細菌感染が生じると、左右どちらかの精巣、もしくは精巣周囲が急激に腫れ発熱と陰嚢の疼痛を伴います。抗菌薬による治療が必要です。
腎結石、尿管結石の上部尿路結石、膀胱結石、尿道結石の下部尿路結石に分かれます。
腎内にある場合は痛みが無いことがほとんどですが、たまに血尿を認めることがあります。しかし、結石が腎臓から尿管に移動し尿管につまると、腰から背中にかけての激しい痛みなど、血尿、時に嘔吐することもあります。
膀胱にできる悪性腫瘍で痛みなど症状を伴わない血尿が出ることが多いです。頻尿や排尿痛を伴うこともあります。
血尿があった場合はなるべく早く専門医を受診してください。
前立腺癌の罹患数は急増してます。前立腺癌は末期になっても症状がでないことがありますので早期発見が重要です。血液検査で前立腺特異抗原(PSA)を検査することで癌の可能性の有無を調べることができます。50歳以上の方はPSAの検査をお勧めします。